これが一般的なエンルートチャート、エアライン・パイロットが通常使っているJEPPESENのチャートです。
チャート内の線には3種類あります。Gが実際の飛行ルートで矢印のついていない太い直線、Iは目標物が、ある地点から何度の方向かを示す線で、矢印のついた細線でその角度が記載されています。この例では、△VENUSはNARITA VORから156°とONJUKU VORから072°の交点となります。Hはある目標物を説明する太さが不定な矢印つきの線です。
Aには2つの情報が含まれます。△と▲はポジションを表しそれぞれ名称が付けられ、この例では「MORIYA」と名付けられています。△は単なるポジションですが、▲は管制官へ通過を報告する義務のあるポジションです。また、時計の文字盤のような円形はVORを表します。この『A』のMORIYAからエンルートが始まっているかのように見えますが、例えば羽田を出発した航空機がここには記載されていないSIDを経てこの「MORIYA」へたどり着くようになっています。
BはNDBで通常、緑色で表示さ、記号はVORとは逆に無指向性の電波を全方位に発しているので角度を意味しない点の広がりを表しています。
Cの黒い四角のなかには「V11」と記載されています。これは、V11と呼ばれる国内線航路を意味します。国内線航路はH/J/V/Wが使われます。その下にある「5000」とは最低飛行高度で5000ft以下では飛行できません。しかし、エンルートではほとんど10000〜20000ft以上を飛行するのであまり意識することはないでしょう。上にある「24」とはMORIYA VORからその先の△YHUKIというポジションまでのDME距離を表します。六角形の中に書かれた「51」は無線設備間の距離が51マイルで、この場合、MORIYA〜△YHUKIではなく、MORIYAとこのイメージのさらに北にある無線設備との距離です。例えば『B』のEDAとその北のOMIYAの間は22マイルになります。
EはG 597と呼ばれる国際線航路でA/B/G/Rが使われます。付随する数値は『C』と同じです。
エアポートチャート同様、ここに記載されたVORやNDBの周波数はほとんどその通りにX-Planeでも設定されているので自分でフライトプランを立ててそのルート通りに飛行してみましょう。実際のパイロットもエンルート上では、オートパイロットと無線標識の周波数設定で飛行しています。